新春にニュースパークを訪ねて


新春にニュースパークを訪ねて
                     福島基之
 1月15日、令和最初の新年幹事会を前に、横浜市日本大通にあるニュースパーク(日本新聞博物館)を訪ねました。昨年も新年幹事会は横浜で開催され、同じ建物にある放送ライブラリーを見学、懐かしい番組をビデオで鑑賞しました。
 ニュースパークは日本新聞協会が運営する情報と新聞の博物館です。HPによるとその趣旨は、『デジタル化の急速な進展により大量の情報があふれる今、私たちには、情報を見極める力が求められています。その中で、新聞は長い歴史を通じて、確かな情報を届けるために日々努力を重ねてきました。当館の展示から、情報社会と新聞・ジャーナリズムの役割について考えていただければ幸いです。』
 因みに日本の日刊新聞の発祥の地は横浜で、1890(明治3)年12月8日発刊の「横浜毎日新聞」に始まります。
 ただ展示を見た限りでは、75年前に敗戦に終わったあの太平洋戦争で報道の自由を失った新聞がどんな役割を果たしたのか、戦争遂行に加担したその残念な歴史的事実について今一つ説明不足に感じました。
 見どころは今年初めから3月末までの企画展示、「2019年 報道写真展」です。昨年1年間の主な報道写真が一堂に会した、なかなか見応えのある展示でした。
 令和元年の皇室行事、連続した台風災害、羽生弦・渋谷日向子さんたちの活躍、一躍人気上昇のラグビー、ノーベル賞に輝く吉野彰氏、そして悲惨な交通事故現場等々、決定的な場面や見る者の心に強く訴える写真の数々が印象的でした。
 特に心に残ったのは、「痛いシリーズ」と銘打った一連の写真です。体操の平行棒でしたたかに首を打った瞬間のいかにも痛そうな表情、ボクシングでまともに顔面に一発食らったときのべこんと凹んだ頬っぺたなど、さすが報道カメラマン、よくぞこの一瞬を撮ったと感心してしまいました。
 一方常設展示では、学校教育との連携を念頭に置いた展示が中心で、人間の情報化の歴史、情報リテラシー、紙面作りから配達までの流れ等がよくわかります。
 今後の新聞がどのようになっていくのか、頑張ってほしいと思う反面一抹の不安も消せないままニュースパークを後にしました。

2020年1月15日 社友会・横浜新聞博物館 blog

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